あなたの好きなものは何ですか?ありふれた質問ですが、この質問の答えこそが、あなたの人生に意味を与えてくれる「神」になってくれるかもしれませんよ。
※この記事は、既存の宗教に入信している方、およびその神を侮辱、存在否定をする意図はありませんが、神の定義を論ずる以上、自身の宗教の神を否定されているように感じる可能性があるので、ご覧にならない方が良いと思われます。
また読んでいて「何を当たり前の事を言っているんだ」と思われる方もいるかもしれませんが、そのような方ほどこの記事を真剣に読んだ方が良いと思います。
みなさんは神を信じていますか?
こう聞くと、多くの日本人は「信じていない」と答えるでしょう。
日本人の多くは「無宗教」ですからね。
ちなみに筆者も、宗教には入っていません。
では、好きなものはありますか?憧れの人でも良いです。
これなら1つくらいはありますよね。
好きなものがあなたにとっての神
筆者はタイトルにも書いたように、「あなたの『①好きなもの』が、あなたにとっての『②神』になる」と考えています。
ただの石ころでも、あなたが好きならその石ころは神になります。
これを逆に言えば、「神とは、あなたの好きなものである」ということになります。
①と②の意味について、一つずつ考えていきましょう。
好きなものとは?
「①好きなもの」というのは、人でも動物でもモノでも趣味でも概念でも、何でも構いません。
例えば人なら有名人、アーティスト、アイドル、恋人、親友、家族など。
概念ならお金、地位、肩書き、職業、プライドなど。
それがどれくらい好きなのかを測るには、あなたがそれに対してどれくらい代償を払えるかを考えれば良いです。
そのアーティストのライブなら遠くても高くても行くし、グッズも可能なら全部買う、と言う方は、相当好き(相当信じている)と言っていいでしょう。
この代償というのはお金に限りません。
そのアーティストの誕生日に、アーティストの似顔絵を書いてSNSに投稿した、という「気持ち」のプレゼントでも同じです。
あなたの好きなもの、思い浮かびましたか?
神とは?
では「②神」とは何かを考えましょう。
詳しく言うと、神の「役割」は何かということになりますね。
神は何をしてくれる人でしょうか?
そうですね、例えば・・・
例えば何か困りごとがあった時に、神様に祈りませんか?
「神様仏様、助けてください!」って。
というわけで、ここでは、神とは人間を救うための存在ということにします。
では「神が人間を救う」とはどういうことか。
現実的に考えて、物理的には救えないでしょう。
「神様、今すぐ100万円下さい!」と祈っても、それは実現しないでしょう。
となると、精神的に救うということになります。
では精神的に救うとはどういうことか。
それは「生きる理由を与える」ということでしょう。
ではなぜ、生きる理由を与えることが救いなのか。
<理性には欠陥がある>
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人間なら、どんな人にも理性はあります。
冷静な人や怒りやすい人など、程度の差はありますが。
他の動物にはない、理性がありますよね。
そしてこの理性のおかげで人間は現在のような発展、繁栄を果たしたわけですが、この理性にもデメリットはあります。
それは、「なぜ生きるのか」という問いに答えられないこと。
というより、「なぜ生きるのか」という疑問を持ってしまうこと。
理性がなければ、こんなことは考えません。
これはかなりのデメリットです。
なぜなら、疑問があると答えを探したくなります。
しかし、この疑問には答えられない。
答えられないというか、納得のいく答えは出せないと言った方が良いかな。
なぜ答えられないかというと、その答えは、理性で考えられる範囲を超えているところにあるからです。
トリックアートで立体的に見えるネコの絵を書いても、それは本物のネコではありませんし、紙に書いたネコはしょせん二次元です。
次元は超えられません。
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なぜ人間に生きる理由が必要か、分かって頂けたでしょうか。
人間は理性を持っているせいで、生きる理由を考えてしまう。
しかし、それには理性では絶対に答えられない。
出口のない砂漠の迷路に入ったようなもの。
そこに出口、いや、休憩所を用意してくれるのが、神です。
なぜ休憩所かというと、さっきも言ったように出口は元から存在しないから。
しかし、迷路を歩き疲れた人にとっては出口に見えるかもしれませんね。
また、出口に見せかける方が勧誘はしやすいでしょうね。
その歪み、ズレはのちのち不幸を招きますが。
じゃあどうすればいいの?
では、これまで言ったことがそうだとして、具体的にどうすればいいのか。
出口がないなら、休憩所にいるしかない。休憩所にいてもいい。
筆者はそう思います。
ですが、人によっては休憩所の数が少なかったり、休憩所がとても狭かったりするんですよね。
もしくは、休憩所にいるのに、それを自覚していないせいで回復できていない。
砂漠の休憩所は多いほどいいですよね。
なら増やしましょう。
この増やすということを現実に当てはめて言い換えてみます。
「休憩所にいる」とは好きなもののことを考えている、好きなことをしている、好きなものに代償を払っている、ということを指します。
ということは・・・
休憩所を増やす = 好きなものを増やす
1つには、好きなものを増やす。
趣味の範囲を広げて深めようということです。
これは、せっかく増やすなら他人に影響されないものがいいです。
他人に影響されるものというのは、例えば恋人。
この場合は、恋人が他人です。
いや、恋人なので他人じゃないんですが、この他人というのは「自分で制御できないもの」という意味です。
他にも例えれば、アイドル。
アイドルが結婚して「裏切られた!」という人がいますが、そもそも信じるのがダメなんです。
だって、あなた一人がファンをやめた程度ではそのアイドルは困らないので、ずっとアイドルでいるように「制御」できません。
もちろん裏切られた人もそれを分かっているのでそのアイドルの悪評を広めたりしますが、それでその人は何か得るのでしょうか?
おそらくそのアイドルにとって不利益なことをしているので、嫌われるでしょう。
その結果が見えているから、時間の無駄というものです。
しかし、こういう時は感情で動いているので、もう手のつけようがありませんがね。
となると、そういう「制御できない」ものを初めから信じないという予防が一番、というか唯一の不幸を避ける方法です。
という訳で、「変わらない、裏切らない」ものを好きになりましょう、神として信じましょう。
これは本当に人それぞれになりますが、見つけるお手伝いはできるかもしれません。
この文章を読んで筆者に相談してみようと思った方は、コメントやTwitterのDM、お問い合わせフォームでお知らせください。
フォームから送っていただければ確実に見ると思いますが、DMだと過去のツイートという追加情報もあるので、その意味でそちらもいいかもしれません。
休憩所にいることを自覚する = 好きなものが自分を救っていると自覚する
2つには、自分の好きなものを自覚する。
そうすれば、それをより好きになれるから。
それを好きなことが、自分のエゴではなく、休憩所にいることだと自覚できるから。
これは特に、好きなものが世間ではあまり良くないと思われている場合に効果的です。
例えばゲーム。
筆者もゲームは好きですが、これはあまり良くない趣味だとされています。
WHOもゲーム症などといっていますね。病気認定です。
しかし、もしそれが生きる理由を与えてくれるものなら?
むしろ生きるために必要なものなのではないでしょうか。
ゲームは役に立たないと言いますが、お祈りをするのはゲームをするのと同じくらい役に立たないと思います。
このことを示す良い例が、夫の趣味のものを勝手に処分した妻の話です。
よくある話らしいのですが、妻にとって価値があるとは思えない夫のコレクションを、妻が勝手に処分する。
すると夫はそれに気付いても勝手に処分したことを責めもせず、ただ「いままでごめん」謝り、逆に妻が謝っても聞いてくれない。
これは、要はコレクションは夫にとって休憩所、生きる理由だったのです。文字通り。
しかし妻もそこまでは考えていなかっただろうし、夫も自覚していなかったでしょう。
「このコレクションは俺にとっての生きる理由、人生の数少ない休憩所なんだ」と言っているものを勝手には処分する妻はさすがにいないでしょう。
夫の方も、それが生きる理由とまで深く考えてはいなかったから、なぜ自分の心がこんな状態になっているのかわからず、混乱して何も考えられない。
しかし、筆者の好きなものはその人にとっての神である、という主張に照らし合わせて考えれば、これは夫の「なぜ生きるのか」の答えを消したと言えます。
謝って済む問題ではありません。もう一度買ってきても解決しません。
妻が処分したのは、お金で買えない、夫の生きる理由なのです。
これが宗教なら、イエス・キリストを否定したのと同じです。
熱心な信者の前でそんなことを言えばどうなるかは、想像できると思います。
なので、自分の好きなものを自覚することは非常に大切です。
それが自分の生きる理由だと分かっていれば、自然としっかり守るでしょう。
また、他人の好きなもの、つまり生きる理由をけなしたり、否定するのは絶対にやめましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
筆者もまだまだ若輩者ですが、この記事が誰かの幸せに繋がれば嬉しいです。
また、この記事に対する賛成・反対のご意見や、好きなものを増やしたいけど分からないという方のコメントやDM等、お待ちしております。