一人暮らしを始めると、心配になることの一つが「自炊」。だんだん面倒になりやめてしまう人も少なくありません。この記事では、できるだけ楽に自炊する方法をお伝えします。食器を洗いたくない方にもおすすめです。
お腹減った...でも調理も洗い物も面倒!
一人暮らしを始めると、実家にいる時とは比べられないほどの自由を手に入れられます。時間的にも自由ですし、食事も何を食べるか、いつ食べるかも自由です。
しかし、自由には負担が伴います。その分家事をしなければなりません。料理をすると、洗い物もしなければなりません。
ですが毎食コンビニ弁当を買うのはお金がかかりますし、買うためにコンビニに行く時間もかかります。在宅で仕事をされている方などは、作業・制作を途中で中断したくない方もいらっしゃるとおもいます。
この記事では、筆者がこれまでの一人暮らしの経験から編み出した、洗い物をせずに自宅である程度の食事をするための方法をお伝えします。
楽な自炊に必要な家電2つ
楽な自炊を実現するために、この2つの家電は必ず用意しましょう。
電子レンジ
楽に自炊をしたい人には絶対必要な家電です。
時間を設定してボタンを押すだけ、ガスコンロと違い調理中にその場を離れて別のことをすることもできます。調理、解凍、温め直しと幅広い用途に使えます。
電子レンジを買うときの注意点
電子レンジを通販で買ったり引越し先でも使う場合は、周波数に注意が必要です。
簡単に説明すると、電子レンジ(特に安いもの)は、西日本か東日本のどちらかでしか使えません。家電量販店にはその地域で使える電子レンジが置いてあると思います。
自分が3年ほど使用しているものを紹介しようと思ったのですが、残念ながらすでに生産終了しているようです。
おすすめの電子レンジ
現在販売されている中では、こちらがおすすめ。

アイリスオーヤマ 電子レンジ 17L ヘルツフリー 全国対応 ricopa アイボリー IMB-RT17-C
- 出版社/メーカー: アイリスオーヤマ
- 発売日: 2017/11/20
- メディア: ホーム&キッチン
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この電子レンジは全国どこでも使えて、ダイヤル式で、ターンテーブルがあります。ダイヤル式の方がタイマーのセットが早くて簡単ですし、安い電子レンジはターンテーブルの方が均等に温まるのでおすすめです。
自分が現在使っているものはターンテーブルが無いタイプで大きいものは置きやすいですが、温まり方にムラがあるので買い替え検討中です・・・
電子レンジの楽な掃除の方法
手軽かつしっかり電子レンジの掃除をすることができる商品があります。
シートを電子レンジで加熱するとシートから蒸気が発生してレンジ内の汚れが浮くので、そこをシートで拭きます。2度拭き不要で、シートは電子レンジを拭き終わった後も冷蔵庫やグリルに使えて無駄がありません。
電気ケトル
こちらも必須です。
水を入れてスイッチを入れるだけ、お湯が沸いたら自動でスイッチが切れるので放置でOK。カップ麺を作るのはもちろん、味噌汁やスープ、ホットティーやお茶を淹れることもできます。
やかんと比べて良い点は、①お湯が沸くまでの時間が短い点、②沸かしている間に別のことをできる点です。
おすすめの電気ケトル
やはり定番のティファールです。

ティファール 電気ケトル 「アプレシア プラス」 コンパクトモデル カフェオレ 0.8L BF805170
- 出版社/メーカー: T-fal(ティファール)
- メディア: ホーム&キッチン
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自分もこれを使っています。このサイズでも、MAXまで水を入れればカップ麺2杯分はお湯を沸かすことができます。
電気ケトルの楽な洗い方
電気ケトルは直接水を入れるので、たまに洗いましょう。
もちろん、洗うのも楽な方法をお伝えします!
水と粉末の洗浄剤を入れて沸騰させてすすぐだけで手軽にしっかり洗浄できる商品があります。ポット洗浄中は聞いたことがあるでしょうか?その電気ケトル版です。
1箱で3回分の洗浄剤が入っています。
こちらの商品は「洗浄中につき中の水を飲まないように」というシールも付属しているので、このシールを目立つところに貼っておけば、洗浄剤入りのお湯を誤飲する事故も防ぐことができます。またシールの粘着力も弱いので、剥がしあとも残りません。気が利いている商品です。
食器編(洗い物の手間を減らそう)
使い捨てられるもの
食器洗いは人によっては非常に面倒な家事の一つです。ですが食器がないと食事ができないので、「洗えない」人は「洗わない」で大丈夫なように、使い捨てのものを使いましょう。
ちなみに、自分は一人暮らしを始めたばかりの頃は、普通のお皿にラップをかけ毎回取り替えるという風にしていましたが、意外とお皿が汚れてしまい結局洗うことになり、使い捨ての紙皿に行き着いたというエピソードがあります。
割り箸
家でも割り箸を使います。この割り箸、普通に食事をするときも使えますが、ポテトチップスを食べるときに使えば手が汚れませんし、何か手で掴みたくないものを掴むときや、ゴム銃など組み立てて遊ぶこともできます。
割り箸を買うときは、ホームセンターなどでまとめ買いするのがおすすめです。100均にも売っていますが、量の割に高いと思います。割と重いので、車で買いに行かない方はどうやって運ぶか事前に考えておきましょう。
もしくはネットで買いましょう。
蛇足1:
最近はセブンイレブンなど一部のコンビニの割り箸が竹ですが、においがきつくて使えません。食事に使う箸がくさいのはちょっと厳しいですね・・・
蛇足2:
木から割り箸へ〜私たちの手に届くまで〜の動画です。
こういうの好きなんですよ(笑)
使い捨てスプーン・フォーク
これも重要です!割り箸では代用できませんからね(笑)
スプーンは大きいもの、小さいもの、アイス用の3種を用意しましょう。
小さいスプーンでカレーを食べるのは大変ですし、大きいスプーンでティラミスを食べるのは無粋です。(笑)小さい店では売っていないこともあるので、大きい店かネットで買いましょう。
・大きいもの
・小さいもの

ストリックスデザイン 日本製 ミニスプーン クリア 10cm 試食やデザートに DR-483 100本入
- 出版社/メーカー: STRIX DESIGN(ストリックスデザイン)
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・アイス用の木のスプーン
掲載したアイスのスプーンは数が多いので、スーパーでこまめにもらう方が良いかもしれませんね。
紙皿
これもどんぶり型と平皿は買いましょう。特にどんぶり型は、ご飯以外にもコーンフレークを食べるのにも使えます。
電子レンジは使用不可のものが多いので、レトルトカレーを食べたい方は、お皿無しで暖められるタイプのものを買いましょう。
たとえばこちらのボンカレーは耐熱容器なしで暖められます。紙皿、使い捨てスプーンと組み合わせれば、洗い物ゼロでカレーが食べられます。
また、紙皿は来客時やバーベキュー、災害時にも使えるので、多めに買っておくのが良いですね。
・どんぶり

ストリックスデザイン 日本製 発泡どんぶり 大 白 直径15.3×6.5cm 600ml DR-331 50個入
- 出版社/メーカー: STRIX DESIGN(ストリックスデザイン)
- メディア: ホーム&キッチン
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・平皿
紙コップ
これがないと、水分補給ができません(笑)こちらも来客時にもかなり便利ですよ!
紙コップの保管にはこちらのディスペンサーが衛生的でおすすめです。自立するので、壁に貼り付ける必要が無く、またダンボールのように自分で組み立てるタイプなので安いです。勝手にコップが落ちてきたり、1度に2つ取れることもありますが、構造上仕方ないと思います。この値段ですし・・・オフィスでも使えると思います。自分も自宅で3年ほど使っています。
205ccのものなら100均のものでも何でもセットすることが出来ます。
お酒を飲む時なんかは、透明なタイプのものがオシャレでいいかもしれません。
しかし、沸騰したお湯を入れるときは、紙のものを使いましょう。プラスチックのカップにお湯を入れると、カップが熱でこのように変形します・・・(写真右)
食材編(調理の手間を減らそう)
はじめに具体的に言うと、
・缶詰(ツナ、サバ、コンビーフ、果物、コーン等)
・冷凍食品(うどん、そば、パスタ、チャーハン、唐揚げ、牛丼の具、ギョウザ、ネギ)
・コーンフレーク
・カップ麺
・カップスープ
・インスタント味噌汁 (商品例:永谷園 ゆうげ 6袋入×5個)
・レトルトカレー (商品例:大塚食品 ボンカレーゴールド 【中辛】 180g×5個)
・レトルトご飯 (商品例:サトウのごはん 新潟県産コシヒカリ 200g×20個)
などが挙げられます。その理由を説明します。
調理器具(フライパン、鍋)を使わないもの
開けたらそのまま食べられる、もしくはお湯か電子レンジで調理できるものがおすすめです。なぜかというと、調理器具は洗うのが非常に面倒だからです。特にフライパンは油まみれのことが多く、洗い物嫌いの人からすればかなりの強敵です。
レトルトカレーについてですが、これも温めるのにお皿が必要なものと、そうでないものがあります。レトルトカレーは電子レンジで加熱できるものが多いですが、加熱時にお皿が必要なものは家事の面でかなり面倒になってしまいます。買う前に、裏面の調理方法を確認しておきましょう。
レンジでパスタが作れる便利グッズがありますが、これは洗い物の観点からは微妙です。パスタを作った後に、鍋を洗うかレンジでパスタのタッパーを洗うかの違いで、洗い物が出るのは同じだからです。どうせ洗い物をするなら、鍋かフライパンで作った方がおいしいと思います。(底の浅いフライパンでもパスタは作れます→所さんの目がテン!)
賞味期限が長いもの
例えば納豆などは、調理器具を使わずそのまま食べられるのは良いのですが、賞味期限が短いです。特に一人暮らしでは、冷蔵庫の食材を食べるのが自分一人なので、賞味期限が短いものを食べ切ろうと思うと、何食も連続で食べることになります。その食材が好きであれば食べきれると思うので良いのですが、食品ロスを無くすためにもできるだけ賞味期限が長いものを選びましょう。
この観点から、卵も4個入りなどの数が少ないものをおすすめします。
調味料は厳選する
一人暮らしを始めると、色々と調味料を揃えたくなる方もいるかもしれません。しかし、料理をしない人が使う調味料は限られています。
具体的には、塩、コショウ、醤油、ポン酢、めんつゆがあれば十分です。
そして、容量はできるだけ小さいものを選びましょう。
一人暮らしの場合は冷蔵庫も小さいと思いますし、最悪賞味期限切れになった時もロスが少なくて済みます。
また、容器の素材にも注意しましょう。
液体の調味料はビンのものもありますが、ビンは大抵捨てるのが面倒です。
上で挙げた調味料はプラスチック製の容器のものがあるので(実際筆者もそれを選んでいます)、そちらにしましょう。
おわりに
いかかでしたでしょうか。
健康に悪そうな食材ばかりになってしまいましたが、野菜も摂りたい!という方は、すでにカットしてある袋入りのものなら洗う必要もないのでそれを買いましょう。
しかし袋入り野菜は賞味期限が非常に短いので、1、2食分だけにしましょう。
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